原料キビ搬入始まる 2年連続の年内操業 生産見込み2万5500㌧ 富国製糖

原料サトウキビの搬入が始まった富国製糖=14日、奄美市笠利町

原料サトウキビの搬入が始まった富国製糖=14日、奄美市笠利町

 奄美市笠利町の富国製糖奄美事業所で14日、2020年産(20~21年期)の原料サトウキビ搬入が始まった。年内の操業開始は2年連続。今期の生産量は、前期比749㌧増の2万5500㌧を見込んでいる。初日は280㌧を受け入れ、平均糖度は14・28度(前期初日は14・3度)、最高16・1度、最低10・6度だった。

 同社の製糖期間は、3月19日までの83日間に設定した。市町村別の搬入見込み量は奄美市2万4256㌧、龍郷町1100㌧、宇検村144㌧。1日当たりの圧搾量は420㌧を見込んでいる。

 製糖開始式で有村成生社長は「9月の生育調査まで干ばつもなく順調に生育していたが、その後の台風10、14号で被害を受け、特に14号で予想以上の潮風害が出た」と報告した上で、「今年も前期に続き年内操業に踏み切ったが、決して生産量が増えたわけでない。政府方針の働き方改革への対応によるものであり、製糖産業の環境は厳しい。単収アップを図り増産につなげていく必要がある」と語り、農家ら関係者に協力を呼び掛けた。

 春植え・株出し管理を推進するため、製糖期間中に年末年始を含め計28日間の原料搬入休止を予定している。