史上初の中止か 王座決める5月の闘牛大会 新型コロナ感染拡大で 徳之島闘牛連合会

多くの愛好家を魅了してきた闘牛大会(資料写真)

多くの愛好家を魅了してきた闘牛大会(資料写真)

 【徳之島総局】徳之島闘牛の全島一決定戦など、5月の大型連休に開催予定だった体重別4階級のチャンピオンを決める闘牛大会について、徳之島闘牛連合会(資村浩一会長)が中止の方針を固めたことが19日、分かった。全国的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けた措置で、全4階級の王座決定戦が中止となれば史上初めて。21日に開かれる同連合会理事会で出席者へ経緯を説明し、今後の対応策を協議する方針だ。

 

 島内での闘牛大会は年間約20回開かれている。このうち、体重別の王者を決める大会は1、5、10月に開催され、毎回全国各地の闘牛ファンが観戦を楽しんでいる。

 

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国などからの各種イベント自粛要請を受け、3月中旬~4月末に開催予定だった闘牛大会は自粛している。5月以降の大会については、17日に徳之島町役場で開かれた徳之島地区新型コロナウイルス感染症対策会議で、主催団体へ中止を要請することを確認していた。

 

 同連合会は18日夜、会長と徳之島3町の各支部長で緊急の4役会議を実施。全国から闘牛ファンが観戦に訪れて感染者が来場した場合、集団感染につながる恐れがあることを踏まえて中止する方針を固めた。

 

 闘牛大会の中止について同連合会事務局は「仮に闘牛大会の来場者から感染が確認されれば、闘牛のイメージが損なわれる懸念がある。世界的な感染拡大で文化イベントの自粛やスポーツ大会の中止、延期が相次ぐ中、徳之島の闘牛だけ世の中に逆行するわけにはいかない」としている。

 

 21日の理事会では、5月の大会開催に向けて主催団体が投入した諸経費の回収方法などについて協議する。再開時期については国の動向を見ながら判断する方針を示している。