名瀬港沖防波堤、復旧進む

復旧工事が進む沖防波堤=29日、奄美市の名瀬港

復旧工事が進む沖防波堤=29日、奄美市の名瀬港

 昨年秋の台風24号による高波などの影響で壊れた名瀬港・沖防波堤の復旧工事が6月から進んでいる。2019年度内をめどに完了させる計画で、事業費は約43億円。管理する国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所名瀬港出張所は「計画に沿って工事を進め、湾内の航行安全の確保と静穏度を取り戻したい」としている。

 

 沖防波堤の全長は700メートル。41基のケーソンが設置されているが、うち8基が高波などで動かされ、3基が一部破損していた。同出張所のシミュレーションによると、約15・5メートルの高波が襲ったと推測されるという。ケーソンは中詰め材などを含めると大きなもので1基約1万トンの重量がある。

 

 復旧工事では、大きく動かされた2基(37メートルと19メートル移動)を撤去して新設。比較的移動が少ない6基については開口部に中詰め材を投入し、さらにケーソンの背後に石を置いて支え補強する。現在はケーソンの撤去作業と並行し、新しく設置するケーソンの製作などを進めている。

 

 同出張所の木部英治所長は「工事期間中は船舶の航行などでご迷惑をお掛けします」と語り、関係者に理解と協力を呼び掛けた。