和泊港でも乗船客に検温

検温を受ける乗船客(右)=4日、和泊港

検温を受ける乗船客(右)=4日、和泊港

 1日に和泊町で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受け、鹿児島本土と奄美群島、沖縄県を結ぶ定期旅客船を運航する株式会社マルエーフェリーは3日、沖永良部島の和泊港で旅客の乗船客を対象に試験的に検温を始めた。同社によると、37・5度を超える人の乗船を認めない方向で対応を取る。会社側は「乗船客の健康と定期船の安全運航のため」として、検温への協力を求めている。

 

 感染拡大防止の水際対策の一環。検温は同港に寄港する同社の定期旅客船全便の乗船客に対して実施する。奄美群島の他港での検温実施も視野に準備を進めているという。

 

 同港待合所では4日午前11時ごろ、乗船券販売窓口の職員が沖縄県那覇港へ向かう便の乗船客の検温を実施していた。私用で沖縄県に行くという知名町余多の元栄ツルエさん(73)は「新型コロナウイルスの感染が広がらないためのいい取り組みだと思う」と検温に理解を示していた。

 

 同航路で定期船を運航するマリックスライン㈱も4日、乗船客に非接触型の体温計を用いた検温の協力を試験的に呼び掛け始めた。同社の担当者は「お客さまと従業員の安全を守るため、37・5度を超えるお客さまには、ご乗船をお断りする場合がありますのでご理解とご協力をお願いします」と説明した。

 

 同島では2日から、県が沖永良部空港で到着客の検温を始めている。