土砂災害、仕組みと怖さ学ぶ 県瀬戸内事務所、伊子茂小中で講座

土砂災害の模型実験に見入る伊子茂小中の子どもたち=26日、瀬戸内町(提供写真)

土砂災害の模型実験に見入る伊子茂小中の子どもたち=26日、瀬戸内町(提供写真)

 瀬戸内町の伊子茂小中学校(櫻井登校長、児童生徒21人)で26日、県大島支庁瀬戸内事務所建設課による土砂災害防災出前講座があった。子どもたちは、講話や模型実験を通して、土砂災害の起こる仕組みや怖さを知り、備えの大切さを学んだ。

 

 初めに、同課職員が講話した。赤土土壌で山が多く、雨や台風も多いなど、土砂災害が起こりやすい奄美の特徴を指摘。家族と防災グッズの準備や非常時の連絡方法を確認しておくなど、日頃の備えの重要性を強調した。

 

 実験ではビー玉を土砂に見立て、小さな渓流などに設置される砂防えん堤の効果を実証。学校近くで砂防工事や急傾斜地崩壊対策工事が行われていることもあり、子どもたちは身近な問題として話を聞き、実験に見入っていた。

 

 田畑実奈都さん(3年)は「土砂災害の種類が分かった。早めの避難が大事だと思った」

と感想を話した。

 

 瀬戸内事務所建設課と支庁建設課は2010年の奄美豪雨災害を契機に、毎年小中学校での出前講座を開催。継続した防災教育が評価され、25日に一般社団法人全日本建設技術協会「全建賞」を受賞した。