地域おこし企業人を派遣 和泊町

職員派遣の協定を結び、握手を交わす伊地知町長(左)と後藤社長(右)、地域おこし企業人として派遣された久保木さん=2日、和泊町

職員派遣の協定を結び、握手を交わす伊地知町長(左)と後藤社長(右)、地域おこし企業人として派遣された久保木さん=2日、和泊町

 【沖永良部総局】地域おこし企業人プログラムによる和泊町とセントラルスポーツ㈱(後藤聖治代表取締役社長、本社・東京都)との職員派遣に関する協定調印式が2日、同町役場であった。今後、同社が派遣する地域おこし企業人を中心とし、同社と町が一体となって同町の海洋療法施設「タラソおきのえらぶ」の利用者サービスの向上や経営健全化の取り組みを進める。

 

 地域おこし企業人交流プログラムは総務省の事業。自治体が三大都市圏に所在する民間企業などの社員を一定期間受け入れ、そのノウハウや知見を生かし、地域独自の魅力や価値の向上につながる業務に従事してもらう。

 

 公共施設の「タラソおきのえらぶ」は、地域住民の健康増進や地域活性化の拠点施設として2004年に開業。第三セクターの「㈱えらぶ海洋企画」(代表取締役社長、伊地知実利町長)が指定管理者として管理運営している。

 

 開設当初は利用者が年間7~10万人で推移していたが、近年は5万人前後と低迷。指定管理料や町が委託する保健事業などの収入に頼っているのが現状。また経年劣化に伴い。施設の機器など補修費の負担も増えており、財政的なリスクが高まっている。

 

 こうした現状を踏まえ、町側はセントラルスポーツに同交流プログラムを活用した施設の経営健全化に向けた協力を打診した。

 

 調印式には後藤社長とともに、同社シニアアドバイザーで、今月から地域おこし企業人として派遣されてタラソで勤務する久保木眞由美さんらが出席した。

 

 後藤社長は「わが社はスポーツクラブ運営をメインに操業50周年を迎えた。さまざまな施設の運営に携わっており、その中で得たノウハウを沖永良部の人たちの健康づくりに役立てたい。久保木を中心に会社を挙げて協力したい」。

 

 今後、「まちの健康プランナー」として活動する久保木さんは「町のみなさんが明るく、仲良く、元気よく生活できる手伝いをさせてもらいたい」と抱負を話した。

 

 伊地知町長は「海洋企画をはじめ町も、久保木さんが力を発揮できる環境整備に努めていく。大変と思うが、どうか持てる力を発揮してもらえたら」と期待した。