地域の高齢者が子どもらと交流

子どもたちにハブの捕り方を教える中原さん(中央)=29日、奄美市名瀬の春日町集会所

子どもたちにハブの捕り方を教える中原さん(中央)=29日、奄美市名瀬の春日町集会所

 奄美市名瀬の春日町で29日、地域の子どもと高齢者の交流会があった。連休中も休めない共働き、ひとり親の家庭を高齢者たちが応援しようと企画された。経験豊富な高齢者のハブ捕り講座や子どもたちによる手作り紙芝居などがあり、会場の集会場には子どもたちの歓声が響いた。

 

 交流会は同町の中原政廣さん(69)が中心となり、関係団体に協力を呼び掛けて実現した。地域の子どもたちと老人クラブ会員ら約20人が参加。自由に遊び、話をしながら、合間にハブ捕り講座や子どもたちの手作り紙芝居、奄美小学校の校歌披露などが行われた。

 

 中原さんによると、春日町は千人以上の人口を抱えるが、自治会はなく、子ども育成会の活動も停滞気味。老人クラブも小規模で、組織的にイベントを開催するのは難しかったという。そんな中、奄美地区地域支え合い協議会員として地域の高齢者宅を巡回する且幸子さん(49)が、中原さんに交流会の開催を持ち掛けた。

 

 中原さんは「たいした遊具がなくても、集まるだけでみんな楽しそうだった」と、2時間ほどの交流会にも満足そうな表情。手作り紙芝居を披露した山元乃亜さん(10)も「みんなで集まって発表したりするのは楽しい。自分が大人になったときも、子どもたちにこういう集まりを開いてあげたい」と笑顔で話した。

 

 中原さんは「学校は休みだが、親は仕事という家庭も多い。子どもたちと遊び、見守ることで少しでも地域の役に立てれば。小さくてもできることを積み重ね、地域に貢献できたらうれしい」と語った。