墓前で一重一瓶囲む 沖永良部の墓正月

墓前で一重一瓶を囲み、先祖と共に新年を祝う人々=16日、知名町田皆

墓前で一重一瓶を囲み、先祖と共に新年を祝う人々=16日、知名町田皆

 1月16日は沖永良部島の「墓正月」。年末年始を共に自宅で過ごした先祖を墓に送る伝統行事。知名町の田皆や瀬利覚など一部の集落で続いており、今年も住民らが墓前で一重一瓶を囲む昔ながらの風景が見られた。

 

 知名町の田皆集落では午前8時半ごろから菓子や飲み物、料理などを手にした人々が共同墓地に集まりだした。親族が墓前で敷物を広げ、車座になって酒席を楽しんだ。

 

 親族7人で墓参りに来ていた今井家の今井吉男さん(64)は「この日は墓正月のために仕事を休んだり、都会から帰省する出身者もいる。一年の中で特に大事な行事であり、今後も続いてほしい」と話した。

 

 集落住民によると、午後からは近親者が亡くなって初めてこの日を迎える家を回る。