夏まつり全て中止に 奄美大島5市町村、感染防止で

毎年熱戦を繰り広げる奄美まつりの舟こぎ競争=2019年8月、奄美市名瀬

毎年熱戦を繰り広げる奄美まつりの舟こぎ競争=2019年8月、奄美市名瀬

 新型コロナウイルスの感染防止を考慮し、奄美大島5市町村で毎年開催されている夏祭りの中止が11日までに決まった。5市町村長は「誠に苦渋の決断。島民の皆さんの健康と感染の拡大防止を最優先に判断した」と共同でコメントした。

 

 中止が決まったのは、奄美市の奄美まつり、三太郎まつり、あやまる祭り、大和村のひらとみ祭り、宇検村のやけうちどんと祭り、瀬戸内町みなと祭り、龍郷町の龍郷ふるさと祭―の七つの祭り。

 

 5市町村長は共同コメントで「緊急事態宣言が延長されるなどコロナの収束が見通せない現状を踏まえ、各市町村の協賛会や実行委員会で協議した結果、中止を決めた」とし、「感染が収束し、安全・安心が確保できるようになれば、これまでのように夏祭りを開催し、心から楽しんでもらえるよう準備を整えていく」とし、島民に支援と協力を呼び掛けた。

 

 あまみ大島観光物産連盟会長で、奄美大島商工会議所の有村修一会頭(63)は「個人的には(祭りを通して)南の島から全国に元気を発信してほしい思いもあったが、全国的に感染症の収束がまだ見えない中、大きなイベントの中止は致し方ない判断と理解している。祭りに代わり島の内需を拡大できるような取り組みを、今後官民で検討していければ」と話した。