外国人接客、奄美のミキ どう言う?  講師「おいしそうに編訳を」

油そうめんとつきあげのメニュー英訳に挑戦した参加者=4日、奄美市

油そうめんとつきあげのメニュー英訳に挑戦した参加者=4日、奄美市

 外国人観光客をもてなすノウハウを専門家から学ぶ「外国人観光客受け入れ対応セミナー」が3、4日、奄美市内のホテルであった。奄美産業活性化協議会が主催。観光事業者や起業を志す市民15人が両日参加し、異なる文化背景を持つ旅人に、どのように奄美をPRするか、ワークショップを通じて学んだ。

 

 講師を務めたのは接客英語が専門の㈱ライフブリッジ(仙台市)代表取締役の櫻井亮太郎さんと、和食文化を広げるフード・ホスピタリティコーディネーターの堀田雅湖さん(東京都)。

 

 セミナーで参加者は奄美の食文化を外国人に英語で勧めることに挑戦。「鶏飯」や「油そうめん」といった居酒屋の定番メニューから「かしゃ餅」や「ミキ」「豚みそ」など奄美のソウルフードの英語版メニュー作りに挑んだ。

 

 コツとして櫻井さんは、メニューを正しく「翻訳」せずに、おいしく聞こえるよう言葉を編集する「編訳」を提案。▽簡単な単語を使う▽説明を文章にしない▽奄美ではどんな存在の料理か―を盛り込むことを挙げた。

 

 ヒントを受け、参加者はミキを「ゴッド・サケ・ノンアルコール・ドリンク」(ノンアルコールの神の酒)、かしゃ餅を「クイーン・オブ・ハーブ・スイーツ」(ハーブのお菓子の女王)などユニークな発想で「編訳」。料理の説明として「神事の際にささげる飲み物」(ミキ)、「3月3日に食べるお菓子」(かしゃ餅)など、奄美の文化も英訳して伝えることを学んだ。

 

 クルーズ船入港の際に観光ガイドを務める奄美市名瀬の保宜夫さん(77)は「奄美の特産品をどう英語で説明すれば伝わりやすいのか大変参考になった」と話していた。