大和村で接種始まる 初日は施設利用者10人

大和村で始まった新型コロナワクチンの高齢者優先接種=12日、同村(大和の園提供)

大和村で始まった新型コロナワクチンの高齢者優先接種=12日、同村(大和の園提供)

 65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が12日に始まり、県内では先行して大和村と鹿児島市で最初の接種が行われた。同村は特別養護老人ホーム・大和の園の利用者を優先して接種を進める計画で、初日は接種予定者46人のうち82~98歳の男女計10人が接種を受けた。施設利用者以外が対象の高齢者集団接種は16日から3日間、村体育館で行う。

 

 大和の園では12日午後3時ごろから、大和診療所の小川信所長ら医師2人と看護師4人が接種業務に当たった。接種後は30分程度の待機時間を設けて、体に異常がないか経過観察し、午後3時40分ごろまでに全ての工程を終えた。接種した入所者の女性(84)は「痛くなかったです。安心しました」と話していた。

 

 同園によると、残りの利用者については14、18、19日に接種日を設定し、本人や家族の同意が得られ、体調が安定している人から随時接種する。2回目の接種は1回目から3週間の期間をおいた上で、実施していく。勝健一郎園長は「県内でいち早くワクチン接種ができたことをありがたく思っている。入所されている方々が感染しないよう、私たち職員がウイルスを持ち込まないことを重点的に考え、今後も継続して感染予防対策に努めていきたい」と語った。

 

 ワクチンの高齢者接種を巡っては、国の配分計画に基づいて県が高齢化率の高い大和村と高齢者人口が多い鹿児島市に先行してワクチン1箱(975回分)を配分した。他市町村へのワクチン配送も進めており、奄美群島内のほとんどの自治体では、5月中に1回目の接種が開始される見込みだ。