大和村地域公共交通会議を初会合

今後のバス運行の在り方を協議した公共交通会議=23日、大和村

今後のバス運行の在り方を協議した公共交通会議=23日、大和村

 大和村は23日、地域公共交通会議(会長・泉有智副村長、委員17人)を新設し、同村役場で初会合を開いた。既設の村内路線バス廃止に伴い、村が4月から無料で運行している今里―県立大島病院(奄美市名瀬)間の大和村直行バスについて、路線存続のため有料化の実証実験を行うことを決めた。村側は「開始時期は現時点では未定」としている。

 

 交通会議は住民生活に必要なバスなどの旅客輸送の確保や地域の実情に即した輸送サービスの実現に向け協議する目的で設置。同村や県、奄美市の行政関係者、地域住民、バス事業者、警察らで構成する。

 

 会合で村側は、村直行バスの運行を委託しているタクシー会社が保有する免許では有償運送ができない現状を報告。バス路線存続に向けた有料運行のデータを収集するための実証実験を提案した。

 

 実証実験は、運賃が徴収できる乗り合いバスの許可を一時的に受けて実施する。高齢者や高校生、一般など乗客を7分類し、乗客別の運賃案も示した。

 

 交通会議は村側の提案を承認。委員から「村民の要望に応じて停留所の位置を再検討してほしい」「奄美市内の移動はできるようになるのか」といった意見や質問もあった。

 

 村直行バスは、名瀬の合資会社大島タクシー(川節まり子社長)に委託し、乗客28人乗り車両2台体制で平日5往復、土日祝日3往復運行している。