大島信の功績たたえる 生誕165年祭、龍郷町中勝で

大島信生誕165年祭でその遺徳をしのぶ関係者=24日、龍郷町中勝の記念碑

大島信生誕165年祭でその遺徳をしのぶ関係者=24日、龍郷町中勝の記念碑

 龍郷町名誉町民・大島信の生誕165周年祭が24日、出生地の同町中勝であった。親族や集落の人々、来賓ら約50人が出席。奄美群島の発展に力を尽くした偉大な先人の功績をたたえた。

 

 大島信はペリーが浦賀(神奈川県横須賀市)に来航した1853年生まれ。埼玉県庁を経て内務省に勤務し、衆院議員を3期務めた。鹿児島県商人と黒砂糖流通独占を批判する「大島郡糖業意見」の成文化に協力したほか、奄美群島の海底電線や離島間航路の整備などで島民の生活向上に貢献した。

 

 大島信記念碑前であった式典では、ひ孫に当たる大島彰福岡奄美会副会長が「この記念碑は50年前に建てられたもの。いつもきれいにしていただいている集落の方々に感謝したい」と主催者あいさつ。来賓の中田留弘中勝区長、竹田泰典龍郷町長、朝山毅奄美市長がそれぞれ功績をたたえ遺徳をしのんだ。

 

 式典後は中勝公民館に会場を移し、同町の碇山和宏教育長が大島信の功績と足跡を詳しく紹介。碇山教育長は「先生の故郷に対する熱い思いを子どもたちに伝え、故郷に誇りを持ち夢や目標に努力する子どもたちを育てていきたい」と話した。

 

 九州がんセンター医長でもある大島彰氏と同じくひ孫で東京大学大学院教授の大島まり氏が、それぞれ「がんとうまく付き合うコツ」「夢を紡ぎ、未来を織りなす科学技術に向けて」の演題で講演した。

 

 大島信の母親は西郷隆盛の妻・愛加那と同じ龍家出身。西郷とも縁があることから明治維新150年に合わせて生誕祭を実施した。