天城町で新型コロナ対策本部会議 役場職員の感染公表

町民の感染確認を受けて開かれた天城町新型コロナウイルス感染症対策本部の会合=26日、町役場

町民の感染確認を受けて開かれた天城町新型コロナウイルス感染症対策本部の会合=26日、町役場

 天城町在住の30代男性が新型コロナウイルスに感染したことを受けて26日、同町新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・森田弘光町長)は町役場で会合を開いた。各課長や医療、消防の代表者ら21人が出席し、感染者の状況報告や今後の感染防止対策を確認した。会合後に森田町長が報道陣の取材に応じ、感染男性が町職員であることを公表。「予防対策を講じていた中、職員が感染したことは残念」と述べた。

 

 町側は町内在住者の感染確認に伴い、国の緊急事態宣言解除を受けて廃止していた対策本部を再設置し、非公開で会合を開いた。会合終了後に森田町長、祷清次郎総務課長、碇本順一健康増進課長が報道陣の取材に応じた。

 

 会合では今後の感染対策として、▽町職員の毎日の体温チェックを再開し、28日から1週間、町職員の島外出張を取りやめる▽町内保育所での保育、防災センターや町総合運動公園など5公共施設の利用を28日まで停止する▽感染者の同居家族の一時的な避難施設に指定している与名間の町営バンガローを10月末まで貸し出さない│ことなどを確認した。

 

 町民の感染予防対策として、26日から町内放送やホームページを通じて3密対策や手洗いの励行、不要不急の外出を避けるよう呼び掛ける。感染者を特定するような詮索やデマを拡散しないよう求め、感染男性や家族の人権保護に取り組む。

 

 町側によると、感染した男性は19~21日、町職員組合に所属する職員2人と鹿児島市へ出張した。20日夜、別の用事で同市を訪れていた町職員1人と合流して市内の居酒屋で会食後、カラオケボックスを訪れた。23日朝に発熱があり、徳之島町の医療機関を受診した際に抗原検査を受けて陰性だったが、PCR検査も受け、結果が判明する25日まで自宅待機した。

 

 また、感染した男性は町の国勢調査員として、天城地区を担当していた。鹿児島出張前の14~18日にかけて25世帯へ調査資料を配布、帰島後の22日には28世帯を訪問し、役場にも約2時間いた。訪問時はマスク着用や手指消毒など感染対策を行っていた。現在は国勢調査の担当から外れているという。

 

 町は徳之島保健所から、鹿児島出張に同行した職員もPCR検査を受けるよう要請があったことも明らかにしており、「徳之島、伊仙両町や消防などと情報を共有しながら、感染対策に努めたい」としている。