奄美スポーツ合宿減少 鹿児島全体は高校総体で増加 19年度

 sp 鹿児島県のまとめによると、2019年度に県内でスポーツキャンプや合宿を行った来県者の延べ人数は16万572人で、前年度比8036人増えて過去最多を更新した。新型コロナウイルスや日韓関係の冷え込みなどマイナス要因があった一方、19年7月下旬から8月上旬にかけて開かれた全国高校総合体育大会(南部九州総体2019)で高校生の来県が増加し全体を押し上げた。地域別では鹿児島と姶良・伊佐の2地域で前年度を上回り、他5地域は減少した。18年度2万2643人だった大島地域は1万9615人に減った。

 

 市町村別で最も多かったのは鹿児島市の3万8798人。次いで鹿屋市2万357人、薩摩川内市1万551人、奄美市1万144人と続いた。鹿児島市は前年度比2万2009人増で、2倍以上増えた。

 

 奄美市は前年度比3390人減少し、順位も3位から一つ下げた。奄美群島では天城町の6645人(前年度比378人増)が奄美市に次いで多く、前年度に続いて10位に入った。

 

 県全体の実人数は前年度比3601人増の3万7047人で、延べ人数と同じく過去最多。延べ人数が3028人減った大島地域の実人数は1798人で659人減少した。

 

 奄美市の実人数は前年度の1468人から520人減の948人。延べ人数で増加した天城町も実人数では64人減少し498人となった。

 

 県全体の団体数は2168団体で、前年度比860団体の増。大島地域は4団体減の135団体、奄美市は4団体減の82団体、天城町は7団体増えて43団体だった。

 

 全体の延べ人数を団体別にみると、高校が7万2695人(前年度比3万6283人増)で、全体の45・3%を占めた。以下、大学3万2897人(同2万3788人減)、社会人2万9087人(同2977人増)の順。プロは9412人で、4917人減少した。

 

 発地別は九州・沖縄が5万1095人(同7843人減)で最も多く、次いで関東甲信越が4万740人(同8833人増)、近畿2万4827人(同2563人減)と続いた。

 

 奄美市教育委員会スポーツ推進課によると、3日現在の20年度実績は2団体95人にとどまっている。県内での新型コロナのクラスター(感染者集団)発生を受け、7、8月に計10団体がキャンセルしたため。

 今後の合宿予定は12月の1団体。昨年まで10年連続で実施された、プロ野球の横浜DeNAベイスターズの秋季キャンプも今年から中止になった。

 担当者は「11月から本格的な合宿シーズンに入る。予約状況はこれから照会していくが、奄美大島5市町村の新型コロナ警戒レベルが(来島自粛制限のない)『3』に当たることからも、通常通り受け入れ準備を進めたい」と話した。