奄美トレイル喜界町コースが開通

奄美トレイルの開通記念イベントでコースを歩く参加者=24日、喜界町の荒木・中里遊歩道

奄美トレイルの開通記念イベントでコースを歩く参加者=24日、喜界町の荒木・中里遊歩道

  奄美大島と徳之島の世界自然遺産登録に向けて県が奄美各島でコース設定を進めている「世界自然遺産 奄美トレイル」の喜界町コース開通式が24日、同町中里のスギラビーチであった。記念イベントとしてトレイルコースを使ったウオーキングがあり、家族連れなど約100人が景観を楽しみながら歩いた。

 

 奄美トレイルは奄美の自然や文化を体感できる道のこと。群島全体でコースをつなぎロングトレイルとする計画で、県は2015年度からコース選定を進めている。本年度は喜界町のほか、宇検村、徳之島町、与論町で開通した。

 

 喜界町では▽喜界空港・荒木・花良治▽阿伝・百之台・早町▽塩道・志戸桶・小野津▽伊実久・城久・湾―の4コース(総延長59・1キロ)を設定した。

 

 開通式で県環境林務部の大山浩昭次長は「20年の世界自然遺産登録とその後を見据え準備を進めている。その一つがトレイル。訪れる人々を温かく迎え、貴重な自然や文化の紹介や住民との触れ合いなどに活用してほしい」とあいさつした。

 

 ウオーキングは喜界空港・荒木・花良治コースの1部を使って実施。空港にほど近い場所にあるスギラビーチを出発した参加者は、隆起サンゴ礁で形成された独特の海岸線が見られる荒木・中里遊歩道を通って、ウリバマ(荒木)に至る4・3キロを会話も楽しみながら歩いた。

 

 岩下永一さん(80)、晶子さん(同)夫婦=同町坂嶺=は「距離がちょうどよくて気持ちいい。もう少し海が見えたら観光客も喜ぶのでは」と話した。