奄美ブラジル移民100周年でCD制作/チーム「ジャパブロコ」

(右から)CDを制作した加藤勲さんと、妻の里織さん=25日、奄美市

(右から)CDを制作した加藤勲さんと、妻の里織さん=25日、奄美市

 今年は奄美の人々がブラジルに移民として渡ってから100周年。その節目に「奄美」をテーマとしたサンバのCDが発売される。制作したサンバチームJAPA Bloco(ジャパブロコ)代表の加藤勲さん(35)は「サンバで奄美の歴史や文化を伝え、交流を深めるきっかけにしたい」と話している。

 

 CDに収録したのは「kibaramba(キバランバ)」と、チーム名でもある「JAPA Bloco」の2曲。全編ポルトガル語ながら、特に奄美の方言で「頑張れ」を意味する「キバランバ」は、チヂン(太鼓)の音で始まり、奄美の方言などを散りばめながら、アマミノクロウサギなどが息づく東洋のパラダイスと紹介する内容となっている。サンバの軽快なリズムが心地よい曲だ。

 

 加藤さんは25日に奄美市名瀬の奄美文化センターであった市まなび・福祉フェスタで奄美ブラジル移民の歴史を紹介するため、妻の里織さん(42)と一緒に来島した。里織さんは母親が瀬戸内町加計呂麻島の芝集落出身で、奄美ブラジル移民の歴史を大学院で研究している。キバランバで使用したチヂンは加計呂麻在住の里織さんの祖母の物を使用したという。

 

 チーム「ジャパブロコ」には加藤さん夫妻のほか、日系人やロシア人など約30人が所属している。

 

 加藤さん夫婦は現在、東京に住みブラジルとの間を行ったり来たりしているという。「本当は奄美の島唄とのカップリングでCD化したかった。ブラジルに住む奄美出身者もサンバをする人は少ないので、奄美の人々とブラジルに住む出身者にはサンバ、ブラジルの人には奄美に興味を持ってほしいと考えている」と語った。

 

 CDは3月11日発売。定価は千円(税込み)。同日、東京・大田区蒲田のライブハウス「Opus2」で発売記念ライブがある。問い合わせは電話080(8847)0130加藤勲さん。