奄美各地で黙とう 犠牲者の冥福祈る 半旗掲げ、復興も願う

1分間の黙とうをささげて犠牲者の冥福を祈る生徒=11日、奄美市名瀬

1分間の黙とうをささげて犠牲者の冥福を祈る生徒=11日、奄美市名瀬

 東日本大震災の発生から10年となった11日、奄美でも地震発生時刻の午後2時46分にサイレンが鳴り響き、各地で人々が犠牲者の冥福を祈って静かに黙とうをささげた。

 

 奄美市住用町の住用総合支所では半旗が掲げられ、職員らは仕事を中断して東北地方の方角を向き、1分間の黙とうをささげた。

 

 弓削洋一所長(59)は「犠牲になられた方のご冥福を祈るとともに、一日も早い復興を願っている。私たちも奄美豪雨で色んな方に支えていただいた。災害を経験して被災地の苦労がわかる分、その恩返しとして少しでもお役に立ちたい」と話し、「いつ起こるかわからない災害に備え、早めの対応を呼び掛けることで住民の命を守るのが行政の使命」と力を込めた。

 

 奄美市名瀬の県立奄美高校の第2グラウンドでは野球部やソフトボール部、ラグビー部、サッカー部の生徒たちが練習を中断してグラウンドに整列し、黙とうした。

 

 野球部の勢勇輝主将(2年)は「テレビなどで見た被害の様子は忘れられない。震災で亡くなられた人のご福と、東北地方の復興を願いながら祈った」と話した。