奄美市でおもてなし実践講座 奄美産業活性化協議会

身ぶり手ぶりを交えて、カタカナ接客英語に挑戦する参加者たち=14日、奄美市名瀬

身ぶり手ぶりを交えて、カタカナ接客英語に挑戦する参加者たち=14日、奄美市名瀬

 世界自然遺産登録を見据え、外国人観光客に対応しようと、奄美産業活性化協議会は14日、奄美市名瀬のホテルで「おもてなし実践講座」を開いた。ガイド業や接客業などの起業希望者を対象に、群島内から12人が参加した。17日までの4日間、訪日外国人向けの接客方法やツアーの企画方法を学ぶ。

 

 株式会社ライフブリッジ代表取締役の櫻井亮太郎さんと、フード・ホスピタリティコーディネーターの堀田雅湖さんが講師を務める。初日は、国別の訪日客の特徴や食文化、英語の発音を矯正するための「カタカナ接客英語」を学んだ。

 

 訪日客に多い菜食主義者の「ビーガン」と「ベジタリアン」の違いについて、櫻井さんはベジタリアンは肉と魚を避ける健康志向から生まれた概念なのに対し、ビーガンは動物愛護の精神から生まれた概念と解説。肉や魚、卵や乳製品、蜂蜜やゼラチンを避け、植物性の食品のみを食べるとし、「焼肉や焼き鳥ではなく、豆腐を使った料理などでおもてなしして」と話した。また、イスラム教の客には豚肉やアルコールなどを避けた「ハラル料理」と呼ばれる料理を提供するようアドバイスした。

 

 また英語の発音矯正にも挑戦。参加者は「リロー・イングリッシュ・オケイ?(少しの英語しか話せませんが大丈夫ですか)」「ダウビー・ディス(お会計はこちらです)」など、身ぶり手ぶりを交えて発音練習をした。

 

 瀬戸内町古仁屋でホテルに勤める房美穂さん(36)は「多様な外国人のお客さまを接客するときに大変役に立つ知識。いつかガイド業にも挑戦してみたい」と話していた。