奄美市で中小企業者向けセミナー TAMASUの中村理事長が講話

地域の自然と文化、コミュニティーを生かした活性化事業について講話する中村さん=19日、奄美市名瀬

地域の自然と文化、コミュニティーを生かした活性化事業について講話する中村さん=19日、奄美市名瀬

 地域の自然と文化、コミュニティーを生かした地域活性化事業を考える中小企業者向けセミナーが19日、奄美市名瀬の奄美大島商工会議所であった。大和村国直集落で体験型観光事業を展開するNPO法人TAMASUの中村修理事長が講話し、「シマ(島、集落)に残る自然と文化、コミュニティーこそが守るべき宝」と主張。これらを保全・活用する地域おこし活動を紹介した。

 

 セミナーは新型コロナウイルス禍でも地域の資源やコミュニティーを生かし、さまざまな事業を展開する団体のノウハウを学ぼうと、同商議所と奄美大島地域広域指導協議会が共催。地元の中小企業代表者ら17人が参加した。

 

 中村さんは同NPOのこれまでの活動として①宮古崎ツツジウオーク②ふくぎナイト③ウミガメミーティング│などを紹介。いずれも自然環境の保全と活用をセットにしており、「ウミガメなどを守ることが海を守り、ひいては集落を守ることにつながるとの思いで活動している」と話した。

 

 昨年も「夕ご飯販売」やマイクロツーリズムの推進など新たな事業を展開。「コロナ禍で本当に厳しい思いもしたが、『泊食分離』など新たなシステムの手応えやノウハウの蓄積、人材育成などアフターコロナに向けて得られたものも多かった」などと語った。