奄美市で避難所運営説明会

説明会であった避難所の受け付け業務の実演=17日、AiAiひろば

説明会であった避難所の受け付け業務の実演=17日、AiAiひろば

 奄美市は17日、同市名瀬末広町のAiAiひろばで避難所運営説明会を実施した。自然災害などの際に避難所での業務を担う市職員約60人が参加。新型コロナウイルスの感染拡大防止を前提とした避難所での対応を共有した。

 

 説明会は総務課危機管理室が主催し、災害時に避難所に詰める市の若手職員が参加した。奄美市名瀬地区では学校や集会場など47の避難所があり、避難所設営時には職員2人態勢で運営に当たる。

 

 ウイルス感染拡大防止の観点から従来の避難所運営業務のほか▽避難者の健康チェック▽避難者の定期的な健康状態の確認│などが必要となったほか、感染拡大が起きた際の追跡調査のため、避難者の住所、氏名の聞き取りと記録の業務も加わった。

 

 説明会では実際に避難所での受け付けの実演もあった。職員らは「受け付けで行列ができた場合、幼児連れの家族は一人一人距離を空けるべきか?」「住所、氏名の聞き取りを拒否された場合の対応は?」など避難所で起こり得る問題について熱心に質問していた。

 

 総務課危機管理室の奥伸太郎室長(44)は「質問が多く職員の危機意識の高まりを感じた」と説明会を振り返り、「感染を恐れて市民が避難をためらうことがあってはならないが、市民も知人宅への避難などあらかじめ避難所以外の選択を検討しておいてほしい」と呼び掛けた。