奄美市名瀬地区 成人の集い

決意を胸に大人としての第一歩を踏み出した新成人たち=5日、奄美文化センター

決意を胸に大人としての第一歩を踏み出した新成人たち=5日、奄美文化センター

 奄美群島の「松の内成人式」を締めくくる奄美市名瀬地区の「新成人のつどい」が5日、奄美文化センターであった。今年は302人(男154人、女148人)が出席。懐かしい友人や恩師らとの再会に笑顔が弾けた。新たな門出を迎え、晴れやかな表情で「シマンチュの誇りを忘れず頑張っていこう」と誓い合った。

 式典は新成人と高校生でつくる実行委員会が企画・運営を担った。

 安原功輔実行委会長は「進む道は違うが大人としてスタートを切るのは全員一緒。大きな花を咲かせることを誓う」と力強く語るとともに「奄美は転換期を迎えている。自然や文化、結(ゆ)いの心を受け継ぎ、世界自然遺産登録に向けて世界へ発信していこう」と訴えた。

 朝山毅市長は「授かった尊い命を大切に、感謝の気持ちや若さあふれるエネルギーを持って人生を謳歌(おうか)してほしい」とエールを送った。

 新成人代表で登康太さん、原田塁さん、森永あすかさんの3人が意見発表した。若手唄者の森永さんは「くるだんど節」の一節を歌い上げ、「生まれ育った奄美が大好き。シマンチュの誇りを胸に、未来を担う人材に成長しよう」と語り掛けた。

 この日は同市が本場奄美大島紬の着用を推奨する「紬の日」に当たる。紬の振り袖や羽織はかまなどを着た新成人は69人(男37人、女32人)で、着用率は22・8%(前年度比14・6ポイント減)。例年に比べて低調だった。