奄美市立学校給食センター開所式

名瀬・住用地区の18校に配食を行う給食センター

名瀬・住用地区の18校に配食を行う給食センター

 奄美市が名瀬朝戸の市有地に整備を進めてきた市立学校給食センターが完成し、24日、現地で開所式があった。完全ドライシステムなど衛生面にも最大限に配慮して名瀬、住用両地区の小・中学校計18校分(最大4千食)を調理、配送する。開所式ではテープカットや試食会もあり、学校関係者や児童生徒、保護者代表らは給食の供給拠点完成を喜んだ。

 

 奄美市では旧名瀬市時代から各学校の給食室老朽化などを受け、給食センターの必要性が指摘されてきた。2010年度の笠利地区の給食センター稼働先行なども受けて名瀬・住用地区のセンター設置の議論が加速。14年度末策定の「名瀬・住用学校給食施設整備基本構想」でセンター整備の基本方針を決定し、17年7月に着工した。

 

 センターは鉄骨造り2階建て(延べ床面積2050・58平方㍍)で、総事業費は約17億5千万円。完全ドライシステムは床に水を流さず、乾いた状態で作業をすることで雑菌の繁殖を抑制する。通常給食との2献立方式で食物アレルギー対策も図る。調理師40人を配置し、車両7台で各学校に給食を配送する。

 

 式典には市側や議会、学校関係者、児童生徒の保護者ら約90人が出席。朝山毅市長は「子どもたちに安全、確実に給食を届けることが最優先。センターの役割が十分に発揮できるよう努める」、要田憲雄教育長は「島の子どもたちの健やかな成長と、児童生徒や地域住民に愛される地域に根ざした給食センターとして運営に取り組む」とあいさつした。

 

 試食会では、鶏飯やタンカンゼリーなどを用意。9月3日の稼働開始を予定しており、児童生徒代表でテープカットを行った大川小6年の高田陽南さん(11)と住用中3年の坂本孝福さん(15)は「安全でおいしい給食が届くのはうれしい」と話した。

テープカットで完成を祝った式典=24日、奄美市名瀬

テープカットで完成を祝った式典=24日、奄美市名瀬