奄美市笠利町笠利で火災 15棟全焼/未明の住宅密集地、18人被災

火の回りが早く、次々と隣家に延焼する火災現場=27日午前4時40分ごろ(提供写真)

火の回りが早く、次々と隣家に延焼する火災現場=27日午前4時40分ごろ(提供写真)

 27日未明、奄美市笠利町笠利の無職赤﨑竹六さん(88)方の木造平屋住居(129・78平方㍍)から出火し、隣接する住家や空き家、倉庫など19棟を焼いた。火は約3時間後に消えた。10世帯18人が被災したが、けが人などはなかった。全焼家屋の焼失面積は約1675平方㍍。奄美署などは出火原因を調べている。

 

 現場は、県道から約100㍍山側に進んだ笠利小学校裏手の住宅密集地。奄美署によると、同日午前3時42分、火事に気付いた住民から消防へ通報があった。大島地区消防組合の消防本部と笠利消防分署、同市消防団などからポンプ車、消防車計11台が出動。消防と消防団計43人が消火活動に当たったが、現場の建物同士が密接していたことなどから火の回りが早く、延焼した。

 

 大島地区消防組合消防本部によると、全焼は15棟(住家7、空き家6、車庫1、倉庫1)、部分焼など4棟(うち住家3)。

 

 名瀬測候所によると、同日午前4時の奄美市笠利町(奄美空港)は北北西の風5・4㍍、同3時半~4時の最大瞬間風速は北の風9・8㍍だった。

 

 現場の隣接地では1974(昭和49)年1月にも住家や工場など約70棟を全半焼する大火があり、90(平成2)年2月には住家5棟を全焼、1人が死亡する火災が発生している。