奄美海域は魚種日本一 放送大公開講座で本村氏 奄美市

魚類の多様性をテーマに講演する本村浩之館長=15日、奄美市名瀬

魚類の多様性をテーマに講演する本村浩之館長=15日、奄美市名瀬

 放送大学かごしま学習センターの公開講座が15日、奄美市名瀬の県立奄美図書館であった。鹿児島大学総合研究博物館の本村浩之館長が「鹿児島と琉球列島の魚類多様性」をテーマに講演。「奄美大島の海域に生息する魚種は日本で1番多い。とても魚影が濃い場所だ」と紹介した。

 

 鹿大総合研究博物館は、県本土と琉球列島の魚類相解明に向けた大規模な調査、研究を進めている。その中で本村館長は数多くの新種を発見している。

 

 講演で本村館長は、フィールド調査の様子を踏まえながら、各地の魚類相の特徴や奄美大島などで採集された日本初記録の魚類などを紹介。「奄美大島では1615種が確認されている。まだ調査は不十分で新種がどんどん出てくると考えている」と話した。

 

 生物多様性保全の重要性についても解説。「外来種以上に国内からの同種の移入が危険だ。在来個体群との交雑で遺伝子が均一化し、個体群が消滅してしまう」として警鐘を鳴らした。