奄美空港にサーモグラフィー 新型コロナ対策で県設置

奄美空港到着ロビーに設置されたサーモグラフィーと到着客=23日、奄美市笠利町

奄美空港到着ロビーに設置されたサーモグラフィーと到着客=23日、奄美市笠利町

 県は新型コロナウイルス感染症対策の一環で23日、奄美空港(奄美市笠利町)に体の表面温度を測るサーモグラフィーを設置した。県職員3人がチェックし、体温が高いとみられる到着客には保健所など相談先を掲載したチラシなどを配布して注意喚起していく。

 

 サーモグラフィーの設置は、県が13日に発表した独自の緊急対策の一環。本土に比べ医療対応の遅れが懸念される離島地域での水際対策を強化する。

 

サーモグラフィーを運用する県職員ら

サーモグラフィーを運用する県職員ら

 この日運用を始めたのは、奄美空港と西之表港(種子島)。近く屋久島空港(屋久島)でも運用を始める。利用者数や県外客の多さなどを考慮してこの3島を選定した。

 

 奄美空港での計測に立ち会った県大島支庁建設課の藤田正之課長は「新型コロナウイルスは感染が拡大しており、本県での発生も懸念される。サーモグラフィーの設置で感染拡大の防止と離島住民の不安解消を図っていきたい」と説明した。

 

 東京から鹿児島空港を経由して奄美入りした50代の女性は「友人と2人で観光で来ました。体温を測っているとは全然気付かなかった。私も友人も熱がないと分かり、安心しました」と話した。

 

 県港湾空港課によると、サーモグラフィーは需要増で入手が困難となっており、機器の準備が整い次第、状況を見ながら他の離島空港への設置を検討していく。