奄美群島GW、コロナ禍の行楽地

沖泊海浜公園付近の海辺で屋外レジャーを楽しむ人たち=29日、知名町

沖泊海浜公園付近の海辺で屋外レジャーを楽しむ人たち=29日、知名町

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う異例な状況下でのゴールデンウイーク(大型連休)がスタートした。奄美でも緊急事態宣言の発令に伴い、本来なら大勢の人出でにぎわうはずの各施設が臨時休業中。旅行者らに人気の観光名所などは閑散とした一方、公園や海岸では地元の親子連れなどが人混みを避けて休暇を楽しむ姿が見られた。

 

 天城町のヨナマビーチは例年この時期に開かれる海開きイベントが感染症の影響で中止。イベント時は数百人が訪れる同ビーチも、この日の人出はまばらだった。親子3人で同ビーチを訪れた天城町の上田幸樹さん(32)=団体職員=は「今年は島外への旅行を取りやめた。来年の今頃はコロナが終息し、徳之島も観光客でにぎやかになっていてほしい」と話した。

 

 大和村の観光名所で奄美群島国立公園の宮古崎も閑散としていた。奄美市から訪れた男性(48)は「今春、赴任したばかり。連休を利用して県本土に帰省する予定だったが、自粛した。今は耐えるしかない」と語った。

 

 沖永良部島では知名町の昇竜洞、和泊町の西郷南洲記念館、タラソおきのえらぶなどの施設が休業。

 

 見頃を迎えた和泊町の笠石海浜公園のユリ園を訪れた同町の40代男性は「子どもの気分転換になればと思い遊びに来た」と話し、男性に肩車された次男(2)は「お花がきれいだった」とにっこり。

 

 知名町にある奄美群島国立公園の沖泊海浜公園では、数組のグループが互いに距離を取って海水浴や魚釣り、昆虫採集などを楽しむ姿が見られた。和泊町の小学1年生の男児(6)は「網でチョウを捕まえて楽しかった。海は気持ちいい」と話していた。

 

 奄美市笠利町のあやまる岬観光公園も家族連れでにぎわっていた。親子でバスケットリングを囲んでいた奄美市名瀬の栄真聖さん(16)=奄美高2年=は「部活が休みになってボールを突けるところも限られているので」と汗を流した。「小さい公園だとどうしても距離が近くなる。広い場所なら大丈夫かと思って、ドライブがてら」と瀬戸内町から訪れた親子もいた。

閑散とした宮古崎=29日、大和村

閑散とした宮古崎=29日、大和村