奄美航路、4月84%減 「緊急事態」で急激ダウン

新型コロナウイルスの影響で利用客が大幅に減少した奄美・沖縄航路の定期船=4月2日、沖永良部島の和泊港

新型コロナウイルスの影響で利用客が大幅に減少した奄美・沖縄航路の定期船=4月2日、沖永良部島の和泊港

 鹿児島県旅客船協会(鹿児島市)はこのほど、今年2月1日~4月30日の県内主要離島航路の旅客輸送実績を発表した。奄美群島を経由する奄美・沖縄航路の4月の利用実績は、新型コロナウイルスの影響で前年同月比84・1%減の4406人と大幅に落ち込んだ。

 

 奄美・沖縄航路にはマルエーフェリー、マリックスライン、奄美海運の3社が就航している。種子・屋久航路、十島・三島航路などを合わせた県内13事業者全体の4月実績は、71・3%減の3万5441人。航路別では、奄美・沖縄航路の落ち込み幅が最も大きかった。

 

 奄美・沖縄航路の2月の旅客数は1万4864人(前年同月比16・8%減)、3月は1万5394人(同39・0%減)。4月では上旬(1~10日)が2369人(同66・9%減)、中旬(11~20日)が1148人(同84・1%減)、下旬(21~30日)が889人(同93・4%減)となった。

 

 また大型連休中の5月1~6日の旅客数も96・3%減の417人にとどまった。

 

 4月中旬以降の急激な落ち込みについて、同協会は4月16日に新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が全国に拡大された影響とみている。

 

 奄美・沖縄航路では4月から、新型コロナの水際対策として寄港する港で乗船客の検温など実施している。