官民連携で飲食店応援 喜界島

 全国的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営に苦慮する飲食店を応援しようと、喜界島で官民が連携した支援の輪が広がっている。5月には店の商品を自宅まで配達するデリバリー事業もスタート。経営者だけでなく中心市街地から離れた集落の住民からも喜びの声が上がっている。

 

 喜界島観光物産協会(上園田慶太会長)は4月中旬、テークアウトの飲食店を紹介するサイト「やーじかもー(家で食べよう)」を開設。喜界町商工会(松田裕道会長)や町などとも協力し、随時情報を更新している。

 

 島内の飲食店の配達を一括して行うデリバリー事業は「やーじかもーデリバリー推進協議会」が8日、本格的に開始した。新型コロナの影響で仕事が減少した人などを配達員として登用し、配達員の賃金は町の補助金を活用する。

 

料理を配達するデリバリースタッフ=10日、喜界町

料理を配達するデリバリースタッフ=10日、喜界町

 デリバリー事業は利用者が店に直接注文し、飲食店は協議会事務局へ配達の手配をお願いする流れ。利用した佐手久集落の米田信也さん(55)は「この取り組みに賛同する。少しでも応援していきたい」と話した。

 

 協議会の栄忠則代表は「今後も予想外の苦難に直面する可能性がある。デリバリー事業は将来につながる取り組み。できるだけ多くの人に気兼ねなく利用してもらいたい」と語った。

 

 デリバリーの利用は、1回2000円以上、午後6時半までの注文に限る。現在、5000円以上の利用で特産品の島そら豆しょうゆがもらえるキャンペーンも行っている。

 

 事業やキャンペーンについての問い合わせは、「やーじかもー」サイトhttps://kikaijima.jp/takeout/内、または電話0997(65)1202喜界島観光物産協会事務局へ。