実エンドウ収穫始まる JA共販140㌧、7900万円計画 徳之島

 

収穫期を迎えた実エンドウ=7日、天城町当部

収穫期を迎えた実エンドウ=7日、天城町当部

【徳之島総局】徳之島のほ場で2019―20年産実エンドウの収穫が始まった。JAあまみの徳之島、天城両事業本部の共販量は140トン(前期実績97・5トン)、販売額は約7930万円(同8062万3千円)を計画。収穫は3月上旬まで続く。

 

 実エンドウ栽培は約10年前に徳之島事業本部管内で始まった。天城事業本部管内では2014年に3、4人の生産農家で試験的にスタートし、15年から本格的に栽培を展開。現在は農家数も約80戸に増え、生産面積もここ3年間で3ヘクタール増加しており、園芸作物の販売額ではバレイショに次ぐ主要品目になっている。

 

 今期は昨年10月下旬から11月初旬にかけて植え付け、12月末に収穫シーズンを迎えた。実エンドウの生育適温は15~20度。今期は高温の影響で落花や作物に小ぶり傾向がみられ、単収(10アール当たり収量)は減少する見通し。

 

 両事業本部の今期の共販計画は、徳之島事業本部が収穫面積3・3ヘクタール、出荷量40トン(前期実績3・0ヘクタール、31・5トン)、天城事業本部が7・6ヘクタール、100トン(同6ヘクタール、65トン)。両事業本部によると、島内で生産された実エンドウは他産地分が流通し始める2月末まではJAのグループ会社との契約栽培で、市場価格に左右されるバレイショなどと比べると農家手取りは安定するという。

 

 実エンドウ10アールのほか、サトウキビ2ヘクタールとバレイショ0・5ヘクタールを複合経営する、JAあまみ天城事業本部園芸部会豆類専門部会の秋田浩平会長(64)は「キビ収穫がハーベスター主流となり、この時期に手が空いた農家が栽培を始めるケースが増えてきた。実エンドウは契約栽培のため売り上げが計算でき、バレイショの収穫前に一定の収入を確保できるうってつけの作物」と話した。