実務対応や先進事例学ぶ 奄美市で働き方改革実践講座

 「働き方改革」について学んだ実践講座=9日、奄美市名瀬の県大島支庁

「働き方改革」について学んだ実践講座=9日、奄美市名瀬の県大島支庁

 かごしま「働き方改革」実践講座(県主催)は9日、奄美市名瀬の県大島支庁であった。医療や建設、情報通信などさまざまな業種の人事や労務担当者ら14人が受講。7月に公布された働き方改革関連法の内容や今後の施行スケジュール、実務対応、企業の先進事例などについて学んだ。

 

 講座の前に県商工労働水産部雇用労政課の井上生馬主査は「働き方改革関連法では、施行時期は違えど長時間労働の是正や柔軟な働き方の実現などに取り組むことが求められている。県としてもその活動を支援していく」とあいさつした。

 

 講師は社会保険労務士リーガルオフィス(薩摩川内市)の荒木真由所長。荒木さんは、働き方改革の背景には「少子高齢化による労働力人口の減少と人手不足がある」と説明。一億総活躍社会の実現に向け、女性や高齢者らの労働力化の制約要因をなくすことや、国際競争力を高めることなどを目指しているとした。

 

 荒木さんは、情報通信技術(ICT)などを導入して労働時間や人員、コストの削減に成功した企業の先進事例も紹介。「1人しか分からない、できないでは駄目。仕事のやり方やデータをパターン化し、それを共有していくことが重要。ポイントは利益は取りつつ、働き方を変えることだ」と語った。

 

 このほか、労働時間上限規制や年次有給休暇5日間取得義務、同一労働同一賃金など、来年4月以降、順次施行される働き方改革関連法のスケジュールや内容、注意点についての説明もあった。