宮古崎トンネル、工事順調  進捗85%、8月貫通へ

掘削工事が順調に進む宮古崎トンネルの国直側坑口=4月、大和村

掘削工事が順調に進む宮古崎トンネルの国直側坑口=4月、大和村

 主要地方道名瀬瀬戸内線の奄美市根瀬部―大和村国直間を結ぶ「宮古崎トンネル」の工事が順調に進んでいる。10日現在、トンネル延長2316メートルのうち1968メートル(進捗=しんちょく=率約85%)まで掘削が進んでおり、今年8月にも貫通する見通し。県大島支庁建設課は「工事は順調に進んでいる。開通時期はまだ決まっていないが、早期完成に向け今後も取り組んでいく」としている。

 

 同トンネルは全長5・2キロ(標高160メートル)の峠越えの解消を目的に2014年度に事業着手。トンネル本体や取り付け道路などを整備し、開通すれば距離で約2・3キロ、自動車の移動時間で約5分短縮される。

 

 掘削工事は現在、国直側から進めており、昨年春に根瀬部側の取り付け道路の工事に着手した。トンネル貫通後、20年6月までに覆工コンクリート工事を終え、照明や消防設備など内部の設備工事に入る予定。

 

 同区間では10年、11年と相次いだ豪雨で、崖崩れなどが複数箇所で発生。国道58号の代替道路に位置付けられていることに加え、防災面や日常生活の利便性の向上、救急搬送、観光面への効果などから大和村側が同区間へのトンネル整備を強く要望し事業化に至っている。

 

 完成すると、奄美大島の県道では大和村の長瀬トンネル(延長1432メートル)を抜き島内最長。国道を含めても網野子トンネル(延長4243メートル)、新和瀬トンネル(2435メートル)に次ぐ島内3番目の長さのトンネルとなる。