家庭内でもマスクを 与論、警戒レベル最高に

クラスター発生の確認から一夜明けた与論島一の繁華街・銀座通り=6日、与論町茶花

クラスター発生の確認から一夜明けた与論島一の繁華街・銀座通り=6日、与論町茶花

 新型コロナウイルスの新たなクラスター(感染者集団)発生が確認された与論町は6日、役場で感染症対策本部会議を開き、行動目安となる警戒レベルを最高度の5に引き上げた。町民と島内滞在者に対し、不要不急の外出自粛を要請。島外への渡航も慎重に判断するよう呼び掛けている。また、これまでに確認されている感染者に役場職員1人が含まれていると公表した。

 

 5日、県が新たなクラスターと確認したことを受け、与論町対策本部はホームページで原因について「大人数や長時間の飲食が考えられる」と言及。6日の町内放送では「与論献奉(回し飲み)は絶対にしないで」と強い口調で注意を促した。またクラスターの影響で家庭内感染も広がっているとして、家庭内でもマスクを着用するなど感染予防対策を徹底するよう呼び掛けている。

 

 クラスターの中心となったと思われるとして公表された接待を伴う飲食店「ラウンジRose(ローズ)」。店舗がある与論町最大の繁華街・茶花の銀座通りでは、6日も普段通りの人の往来が見られた。

 

 同じ銀座通りで店を営む女性(60)は「ローズは島内の人気店。多くの人が利用していると思われ、どこまで拡大するか心配」としながらも、「ウイルスは目に見えない。飲食時はマスクを外さざるをえない。感染は仕方がない」と感染者の回復を祈った。

 

 近くのスーパーでは買いだめをする人も。茶花の女性(83)は「同居するホテル従業員の息子に、外出を強く止められている。一度にまとめて買っておかないと」と生鮮食品を買いだめした。与論徳洲会病院にも通院中で、「今回のコロナで看護師から外来に来ないよう注意されている。薬が切れたら配達してくれるみたい」と話した。

 

 与論町は6日、感染拡大防止のため砂美地来館をはじめとする体育施設や中央公民館、図書館、特産品支援センターを当面の間休館すると発表。学校やこども園については、感染状況を見て随時検討し保護者に連絡するとしている。