尾イセさんの温かい人柄しのぶ

約130人が参列し、別れを惜しんだ松尾イセさんの追悼式=27日、知名町

約130人が参列し、別れを惜しんだ松尾イセさんの追悼式=27日、知名町

 知名町在住の女性らが集う「生涯学習はまゆう会」の創設者で、10月に98歳で亡くなった松尾イセさんの追悼式が27日、同町の瀬利覚コミュニティ消防センターで執り行われた。松尾さんを慕う地元有志が主催し、親族や同会会員、地元住民ら約130人が参列。松尾さんの功績と、その温かい人柄をしのびつつ、別れを告げた。

 

 式では読経、焼香の後、瀬利覚老人クラブの西田治利会長、平安正盛前町長、はまゆう会副会長の金城ツル子さんらが、出席者を代表して別れのあいさつ。金城さんは在りし日の松尾さんに思いをはせつつ、「松尾先生が指導してくれた全てのことは、若い皆さんがしっかり受け継いで、今後も知名町のために頑張っていく」と述べた。

 

 最後に遺族を代表して息子の松尾栄次郎さんが「母は楽しい人生を皆さんと共有できたと思っている。心より感謝します」とお礼を述べた。

 

 松尾さんは出身の知名町や東京都で学校教諭を務め、定年退職後の1987年、夫の源正さんと共に沖永良部島へ帰郷。島の女性たちの教養を深めるべく、はまゆう会を創設。

 

 「一人ひとりが主役。健康で美しく年を重ねよう」をモットーに毎月2回の学習を通して茶道、華道、短歌、舞踊、コーラス、料理、健康体操などさまざまな活動に取り組んだ。とりわけ茶道は小学校区ごとに指導者を育てるなど力を入れ、町の女性たちの活躍の場を広げた。