山中に不法投棄1㌧ 奄美市名瀬

ごみを詰めた袋を崖下から引き上げる参加者ら=23日、奄美市名瀬

ごみを詰めた袋を崖下から引き上げる参加者ら=23日、奄美市名瀬

 奄美市環境対策課は23日、名瀬地区の山間部で不法投棄物の合同回収作業を行った。名瀬保健所と県産業資源循環協会奄美支部の協力を得て11人が参加。崖下に散在した家庭ごみや家電製品など計1・1㌧を人海戦術で撤去した。

 市の監視パトロールは年間を通じて行っているが、少人数では難しい大型家電などの回収作業を集中的に実施しようと人員を動員した。同協会は重機も提供した。

 現場は市道山田線沿いや本茶峠林道付近の計5カ所。近くに名瀬クリーンセンターもあるが、住宅地から離れており、交通量も少ないため不法投棄を招いているとみられる。参加者たちはごみ袋を手に山林の斜面を下り、一つ一つ丁寧に拾い集めた。

 回収ごみはペットボトルや空き缶、タイヤ、コンクリート片などのほか、家電リサイクル法対象の冷蔵庫、洗濯機、エアコンなども計6台も見つかった。これらは市の予算を使って処分されることになる。

 後を絶たない悪質な不法投棄対策として市は近く、監視カメラの設置も計画している。平田博行課長は「気持ちに訴えるだけでは限界がある。不法投棄は犯罪。一人一人が改めて認識してほしい」と話した。