山町長「冷静な対応を」 与論町コロナ対策本部

新たに感染者5人が確認された与論町の役場庁舎=3日、同町茶花

新たに感染者5人が確認された与論町の役場庁舎=3日、同町茶花

 与論町で3日、新型コロナウイルスの感染者5人が確認されたことを受け、町側は同日、感染症対策本部(本部長・山元宗町長)の会合を開いた。感染状況や今後の対応などについて意見交換。町立小中学校の臨時休校や、茶花の砂美地来館など社会教育施設を当面の間休館することなどを決めた。山町長は町民や来島者に対し、ホームページや防災行政無線などで感染症対策の徹底を促し「慌てることなく冷静な対応をお願いします」と呼び掛けている。

 

 与論町での新型コロナウイルスの感染者の確認は、7~8月に男女59人(うち町在住者55人)が感染したクラスター(感染者集団)以来となる。

 

 町側によると、5人の感染経路は不明。濃厚接触者延べ50人以上について検査を進めているという。

 

 対策本部の会合は町や医療機関、教育施設の代表者が出席した。感染者のうち1人は10代男性で、この男性が通う町立学校は5日まで、町内その他の学校は4日まで、それぞれ臨時休校とすることを確認した。現時点では、来島自粛要請は行わない方針だ。

 

 また与論徳洲会病院が2日以降、感染拡大防止のため、外来診療を休診し、外部からの面会を禁止しているという報告もあった。

 

 山町長は会合後、「クラスターが収束して3カ月も経過しないうちに、新たな感染が確認され、町民の落胆は大きい。濃厚接触者の検査結果を待ち、行政として今後の対応を判断したい」と話していた。

 

 町側は感染者や医療従事者に対する偏見や誹謗(ひぼう)中傷につながる行動を慎むことも町民らに求めている。