島っ子ガイドが集落紹介  海外研修員らと国際交流  阿権小

集落の魅力について児童らから説明を受ける中南米など7カ国の研修員ら=9日、伊仙町阿権

集落の魅力について児童らから説明を受ける中南米など7カ国の研修員ら=9日、伊仙町阿権

 伊仙町立阿権小学校(本山桂三校長、児童18人)の児童らが地元の観光スポットを案内する「島っ子ガイド」が9日、同校周辺であった。アジア・アフリカ・中南米の7カ国の地方行政官ら研修員9人や同行職員など約20人が参加。3~6年生11人がガイド役を務め、集落の名所を巡って魅力を紹介し、国際交流を楽しんだ。

 

 研修員9人は独立行政法人国際協力機構・横浜国際センター(JICA横浜)主催の課題別研修「住民主体のコミュニティー開発(B)」の一環で6日に来島。地域資源を活用した課題解決の活動をつくり出すために必要な考え方や技術習得を目的に、島内のNPO法人関係者や小中高校生徒の交流会など16日まで国際交流を行う。

 

 島っ子ガイドは、外国人研修生らを受け入れる地元側から同校へ要請があり実現した。児童らは学校を発着点に、歴史や言い伝えなどをクイズ形式で紹介しながら、石垣の街並みや旧家の屋敷跡など阿権集落のお勧めスポット6カ所を回った。伊仙町の伝統文化財に指定され、茶桶(おけ)と竹製の茶筅(せん)を使って茶を点(た)てる「ふり茶」も振る舞い、伝統文化の発信にも一役買った。

 

 同校5年の窪田乃愛(のあ)さん(11)は「外国人への案内は初めてで英語が話せず苦労したけど、反応を見ていたら各地を紹介している内容が伝わったと思う」と笑顔を見せた。

 チリのラ・マンザナ協同組合プロジェクトマネジャーのアレハンドラ・バスケス・シルバさん(35)は「児童たちが集落を愛し、多くの準備をしてプレゼンしていることが伝わり、胸が熱くなった」と話した。