島唄響かせ苗手植え、住用町市

小雨が降る中、一列になって苗を植える老若男女=28日、奄美市住用町市

小雨が降る中、一列になって苗を植える老若男女=28日、奄美市住用町市

 3年前に稲作を復活させた奄美市住用町の市集落で28日、田植え体験があった。市小中学校の児童生徒を中心に集落の幼児からお年寄りまで約40人が参加し、島唄を歌いながら手作業での田植えを楽しんだ。

 

 かつて市集落では稲作が盛んだったが、米の減反政策などで約20年前に途絶えた。2016年、幼少期に稲作を体験していた壮年団が、子どもたちに食育の一環で稲作を経験させたい、と有志団体「市に田んぼを復活させよう会」(中村隼人会長)を結成。放置されていた田んぼを開墾し、17年に小中学生と田植えを始めた。

 

 今年は、昨年秋に収穫したもみを栽培した「市産」の苗を使用。小雨が降る中、児童生徒らは膝まで泥に漬かりながら約6㌃の水田に稲を植えた。

 

 奄美市のくろうさぎ留学制度で滋賀県から4月に転校してきたばかりの豊島彩香さん(12)は「島唄に合わせて田植えをするのはとても楽しい。おにぎりにして食べる日が楽しみ」と笑顔を見せた。