市民団体ら 陸自駐屯地前で抗議デモ 奄美市

陸上自衛隊奄美駐屯地の入口でシュプレヒコールを上げる市民ら=30日、奄美市名瀬

陸上自衛隊奄美駐屯地の入口でシュプレヒコールを上げる市民ら=30日、奄美市名瀬

 9月14日から奄美市名瀬の陸上自衛隊奄美駐屯地で行われる日米合同訓練「オリエント・シールド19」に抗議する市民集会が30日、奄美大島内の陸自施設や名瀬市街地で行われた。参加者は「できたばかりの陸自駐屯地に、住民説明もないまま米軍が来るのは許せない」と抗議の声を張り上げた。

 

 集会は「奄美の自然と平和を守る郡民会議」(星村博文議長)が主催。同日午前、小雨が降る中、今年3月に開設された陸上自衛隊奄美駐屯地(奄美市名瀬大熊)の入口には、鹿児島県本土や熊本県などからも駆け付け、約40人が集まった。

 

 参加者は「『自衛隊なら賛成だが米軍なら反対』と言ってきた人たちがいるが、自衛隊施設ができたことで、何の説明もなく早速米軍が来ることになった」「このままでは自衛隊は米軍と一体となって戦争への道へ突き進むのではないか」などと抗議。「奄美に米軍を呼ぶな」とシュプレヒコールを上げ、同駐屯地へ抗議文を手渡した。

 

 午後からは瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)前や名瀬市街地でも集会を開いた。名瀬市街地には約80人が集まり、「自衛隊を戦場に送るな」と書かれたプラカードを手に約20分間デモ行進をした。

 

 集会には昨秋、陸自が米海兵隊と共同訓練を行った種子島の住民も参加。「種子島では住民説明があったのは訓練前日。十分に知らされないまま行われた。奄美は今こそ声を上げるべき」と話した。