市職員カンパでマスク製造 在宅高齢者に配布へ

市職員にマスクを納品する原主任研究員(左)=22日、奄美市名瀬

市職員にマスクを納品する原主任研究員(左)=22日、奄美市名瀬

 繊維メーカーのアマミファッション研究所(奄美市名瀬、吉川友嗣社長)は22日、奄美市職員有志に布マスクの一部を納品した。満75歳以上の在宅高齢者約6600人に配布しようと、係長級以上の職員ら約430人のカンパで製造。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で休業中だった飲食店店員らも臨時雇用し、フル回転で作業に取り組んでいる。

 

 市の新型コロナ緊急対策事業のゼロ予算事業。寄付金は約210万円集まった。

 

 この日は同社の原暁穂主任研究員(47)が市役所を訪れ、部課長会、課長補佐会、係長会代表らへマスク600枚を届けた。

 

 マスクは薄手のガーゼ4枚重ねで大きめサイズに仕上げた。「真夏の下着用の素材を利用した。綿100%で通気性も良い」と原主任研究員。

 

 大量注文に短期間で対応するため、4月下旬の受注以来、休業を余儀なくされていた飲食店店員や観光ガイドら延べ6人の臨時雇用にもつなげた。

 

 マスクは在宅高齢者1人当たり1枚。6月中旬以降、ミニ人間ドック検診の通知が入った特製封筒に同封して郵送する。健康増進課は「マスクが手に入りにくい状況は続いている。有効に使ってほしい」と呼び掛けた。