布マスク作り進む 龍郷町大勝

 布マスク作りに励む東原会のメンバー=14日、龍郷町大勝

布マスク作りに励む東原会のメンバー=14日、龍郷町大勝

 新型コロナウイルスの感染拡大防止や住民の意識向上を目的に布マスクの買い上げと配布を決めた龍郷町で、町に先んじて自分たちで布マスクの確保を進めている住民らがいる。大勝集落の東原(とおばる)会(13世帯)のメンバーは14日、会員世帯に配布する布マスクを製作。「助け合ってコロナをぶっ飛ばそう」と励まし合った。

 

 東原会は大勝集落の東原地区の住民でつくるグループ。50年以上の歴史があり、毎月集まっては食事会や花見などを行っている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて月に1度の集まりは中止しているが、「今できることをしよう」と布マスク作りを決めた。

 

 この日は朝9時から作業。メンバー計7人が交代で参加した。奄美大島内で感染者の報告はないが、万が一のため常に窓を開けるなどの対策を取り、全員がマスクを着用して臨んだ。

 

 材料の生地やゴムはメンバーで持ち寄り、裁断、アイロン掛け、ミシンでの縫製に分かれて手際よく作業を進めた。世話役の本田範子さん(69)は「若い人が率先して参加してくれるので昔からの助け合いを続けられる」と笑顔を見せた。

 

 龍郷町は町民から手作りマスクを買い上げ、1人2枚配布することを決めている。竹田泰典町長は「寄せられた布マスクに奄美の『結い』の心を感じる。町民の皆さまと気持ちを一つにして乗り越えたい」と語った。