徳之島、月遅れ盆送り

墓前で一重一瓶を囲んで先祖の霊を送る一族=15日、徳之島町亀津

墓前で一重一瓶を囲んで先祖の霊を送る一族=15日、徳之島町亀津

 月遅れ盆が定着している徳之島では、15日は送り盆。徳之島町の墓地では、一族が花や料理などを手に墓前に集まり、先祖の霊を慰めた。

 

 同町亀津地区など一部地域では、送り盆の日に一重一瓶を持ち寄って先祖を送る風習がある。この日、亀津北区の墓地では、台風18号の接近に伴う悪天候で先祖の霊を送って家路を急ぐ人が多い中、持ち寄った料理を囲んで近況を語り合い、酒を酌み交わして先祖との別れを惜しむ一族の姿も見られた。

 

 5世帯13人が集まった福本家の福本哲良さん(66)は「こういう機会じゃないと親戚も集まらない。あいにくの天気だが、にぎやかに送るほうが先祖も喜ぶと思う」と笑みを浮かべた。