徳之島で新たに10人感染確認 新型コロナ、奄美3例目クラスター

徳之島町でのクラスター発生を発表する県の地頭所恵くらし保健福祉部長(右)=7日、鹿児島市の県庁

徳之島町でのクラスター発生を発表する県の地頭所恵くらし保健福祉部長(右)=7日、鹿児島市の県庁

 鹿児島県は7日、徳之島町と伊仙町で計10人の新型コロナウイルスの感染者が新たに確認されたと発表した。このうちの8人と、6日までに感染が判明した11人の男女計19人は、11月末に徳之島町内の飲食2店舗であった会食の出席者や従業員など。県はこの2回の会食からクラスター(感染者集団)が発生したと判断した。奄美群島でのクラスター発生は3例目で、県内では10例目。

 

 新たな感染者の内訳は、徳之島町が60代の男性4人と女性1人、50代男性2人、30代の男性と女性各1人で、伊仙町が50代の男性1人。50代男性1人が喉の違和感、60代女性が鼻汁やせき、喉の痛みを訴えている。うち4人は島外の医療機関に搬送され、1人が島内の医療機関に入院中、3人は自宅待機している。

 

 クラスター関連19人の内訳は60代13人、50代3人、40代2人、30代1人。うち2人は会食参加者の親族と飲食店従業員。町別は徳之島町18人、伊仙町1人。

 

 県はクラスターと判断した理由について「両方の会食に出席した感染者がおり、関連している」と説明。両方に出席した人数は「調査中」とした。飲食店名については「感染者の状況を整理している途中であり、今後の状況を踏まえて判断する」との理由から公表しなかった。

 

 県によると、7日に検査を行った濃厚接触者は47人。8日にも結果が判明する。他の濃厚接触者も含めて調査を続けている。

 

 7日発表の感染者のうち、60代男性1人は県大島支庁徳之島事務所の職員。男性は4日以降、県民と接触しておらず、7日に島外の医療機関に搬送された。職場では3人の濃厚接触者が確認され、7日に検査を実施した。その他に体調の異常を訴えている職員はおらず、男性の職場は7日に消毒をしたという。

 

 3日以降に徳之島で確認された感染者は26人に達した。県の地頭所恵くらし保健福祉部長は「基本的な感染防止策が大切。マスク着用や手洗いの励行を」と呼び掛けた。

 

 県内の感染者数は7日現在、683人。6日現在、34人が医療機関に入院し、13人が宿泊療養中、9人が自宅待機中。