徳之島に特別支援学校を-車いすミュージシャン森さん

約200人の声援を受けて徳之島1周に挑む森圭一郎さん(手前左)=6日、伊仙町

約200人の声援を受けて徳之島1周に挑む森圭一郎さん(手前左)=6日、伊仙町

 【徳之島総局】徳之島への特別支援学校設立を目指し全国ツアーを展開している車いすのミュージシャン森圭一郎さん(36)が6~8の3日間、ツアーのファイナルイベントで島1周に挑戦する。伊仙町で6日に出発式があり、応援に駆け付けた島内の障がい児や保護者、子どもたちが森さんに声援を送った。
 森さんは埼玉県出身。16歳の時に交通事故で足が不自由になり、車いすで音楽活動を続けている。2008年7月にライブの依頼を受けて初来島。特別支援学校誘致に取り組む障がい児の保護者らとの交流を機に、署名を集めながら全国を巡るツアーを13年3月に始めた。
 徳之島を皮切りにスタートしたツアーでは、これまでに北海道から鹿児島まで約60カ所を巡り、約2万人分の署名が集まった。
 伊仙町ほーらい館で6日にあった出発式には、町内の保育園児や小学生、役場職員ら約200人が応援に駆け付けた。森さんは「島が大好き。島の宝物である子どもたちの涙がなくなるように、一生懸命頑張りたい」と語り、笑顔でスタートを切った。
 同館を発着点に、時計周りに島を1周する75㌔に挑む。森さんの初来島から交流している幸徳保育園(伊仙町)の幸多健次園長が自転車で並走するほか、3町のボランティアがサポートする。全国から駆け付けたファンらとの交流会や、コンサートも予定している。
 徳之島に特別支援学校を求める会「ひまわり」の窪田初枝会長(46)は「森さんとの出会いでたくさんの人とのつながりができた。小さな島の子どもたちのため走り抜けてくれることに、感謝でいっぱい」と話した。