徳之島のエコツアーガイドがプレツアー

 「あい山の滝」について解説する永田さん(右)とプレツアー参加者=26日、徳之島町山

「あい山の滝」について解説する永田さん(右)とプレツアー参加者=26日、徳之島町山

 奄美群島国立公園区域などの案内が可能なエコツアーガイドの育成講座を開講するNPO法人徳之島虹の会は26日、島内一円で講座受講生によるプレツアーを開いた。島内の7コースで受講生が研修成果を発表し、ツアー参加者は人と自然が共生する集落の魅力などを体感した。

 

 虹の会は2017年からエコツアーガイド育成、ツアー商品開発事業を展開している。育成講座の受講生約30人は全8回の講義で動植物や地質などさまざまな分野を学習しており、徳之島の自然や文化などの専門知識を発表する場としてプレツアーを企画した。

 

 徳之島町山地区では、集落と住民に親しまれている「あい山の滝」を巡るツアーがあり、島内から10人が参加した。

 

 ガイドを務めた永田映里奈さん(43)は集落散策でクスノキやセンダンなど身近な樹木について説明。滝に向かう林道では、赤い実が正月の縁起物とされるマンリョウや若葉をかむと甘いアマシバなどの自生植物のほか、住民が1950年代まで使っていた滝近くの炭窯跡など、自然と共生する人々の暮らしも紹介した。

 

 ツアーに参加した会社員の佐野舞子さん(33)=伊仙町犬田布=は「学校では教えてくれない地元の自然や歴史を学ぶことができて楽しかった。私も徳之島の魅力を知って発信したい」と述べ、永田さんは「多くの人をまとめながら案内するのは難しかった。反省点を次回以降のエコツアーに生かしたい」と話した。