徳之島町がホストタウンに調印  相手国はカリブ海の島国

東京五輪・パラリンピック大会のホストタウン事業に関する調印式に出席した(左から)徳之島町の高岡町長、セントビンセント・グレナディーン諸島のパラ陸上走り高跳びのカリファ選手ら=1日、徳之島町役場

東京五輪・パラリンピック大会のホストタウン事業に関する調印式に出席した(左から)徳之島町の高岡町長、セントビンセント・グレナディーン諸島のパラ陸上走り高跳びのカリファ選手ら=1日、徳之島町役場

 【徳之島総局】徳之島町は1日、2020年東京五輪・パラリンピック大会前後にセントビンセントおよびグレナディーン諸島との間で実施するホストタウン事業に関わる覚書に調印した。同町役場であった調印式で、高岡秀規町長は「お互いの価値観への理解を深め、末永い交流につながる取り組みにしたい」と期待を寄せた。

 

 ホストタウンは選手の事前合宿受け入れや交流事業などを行い、相手国と地方自治体が友好関係を築き、東京五輪・パラ大会をより一層盛り上げていく取り組み。

 

 町は選手と子どもたちとの交流会などを企画。具体的には▽東京五輪・パラ大会への町民の機運醸成▽子どもたちへの国際理解教育の促進▽世界的に活躍できる人材の育成―などを目指す。

 

 徳之島には同国パラリンピック委員会のルドルフ・トレバー・オーグスティン・ダニエル会長(67)とパラリンピック陸上走り高跳び競技のカリファ・カーディン・ブルズ選手(13)、引率者のパメシア・カスティシャ・オリビレ・プリンスさん(27)が来島した。

 

 ダニエル会長は式で「皆さんが温かい思いやりを持って受け入れてくれたことに感謝する。これから友好的な関係を築いていきたい」と話した。

 

 外務省ホームページによると、同国はカリブ海にある島国で英連邦の一員。人口は約11万人。面積は約390平方㌔。首都はキングスタウン。公用語は英語。主要産業はバナナ農業と観光業。日本にマグロなどを輸出している。

ホストタウン登録を記念してこの日、町生涯学習センターで音楽交流会もあった。同国で盛んな楽器スティールパンの日本のプロ奏者や徳之島出身アーティストらが楽器演奏や島唄などを披露した。

 

 一行は3日まで徳之島に滞在。2日午前は町健康の森総合運動公園でカリファ選手を講師にスポーツ教室と講演会を開く。午後は徳之島高校で地元高校生と交流する。