徳之島町亀徳で武州丸慰霊平和の夕べ

恒久平和を誓い、犠牲者の冥福を祈った参加者ら=28日、徳之島町亀徳

恒久平和を誓い、犠牲者の冥福を祈った参加者ら=28日、徳之島町亀徳

 太平洋戦争中に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した疎開船「武州丸」の犠牲者を慰霊する「平和の夕べ」が28日、徳之島町亀徳のなごみの岬公園の慰霊碑前であった。島内の有志ら約30人が参加し、恒久平和への誓いを新たにした。

 

 武州丸と平和を考える会(幸多勝弘会長)主催。同会と遺族会の共催で2010年まで慰霊祭が行われていたが、遺族の高齢化に伴い「平和の夕べ」に改称された。

 

 参加者らは慰霊碑前で黙とうをささげ、献花。幸多会長は「二度と子どもたちの夢や希望を砕く戦争が起きないよう、平和を願い戦争の犠牲になった人々に思いをはせることが大事」とあいさつした。

 

 徳之島ユネスコ協会の安田司会長、幸野善治徳之島副町長のあいさつに続き、井之川中学校の1年生8人が平和宣言で「どんな理由があろうとも戦争をしてはならないという真実を一人でも多くの人に伝え、届ける」と誓った。

 

 武州丸は本土に向けて航行中の1944年9月25日、十島村中之島沖で米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没。徳之島町亀徳、井之川、山、尾母集落の学童や女性ら148人が犠牲になった。