徳之島町手々「ムチタボリ」

老若男女が五穀豊穣を祈願した「ムチタボリ」=15日、徳之島町手々

老若男女が五穀豊穣を祈願した「ムチタボリ」=15日、徳之島町手々

 徳之島町手々集落(嶺田正秀区長、65世帯)で15日夜、伝統行事の「ムチタボリ」があった。老若男女が独特の装束で三味線と太鼓に合わせて踊り、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。

 

 300年以上前から集落に伝わり、町の無形民俗文化財に指定されている。かつては旧盆に開催していたが、帰省客らにも参加してもらおうと月遅れ盆の送り日に行っている。

 

 この日は悪天候のため、家回りを中止して手々小中学校体育館に会場を変更。頭から白い布をかぶって扇と棒を手にした男性と、手ぬぐいで頭を覆った浴衣姿の女性に子どもたちも加わり、踊りの輪を広げた。

 

 高齢化や人口減少が進む同集落では、同じく伝統行事の「田植え祭り」が2016年を最後に途絶えている。嶺田区長(71)は「どんなことがあってもモチタボリは実施しないといけない。住民の負担にならない形でやっていけたら」と話した。