徳之島連絡協エコツアー時のガイドライン承認

エコツアーガイド時のガイドラインを決めた徳之島エコツアーガイド連絡協議会臨時総会=23日、徳之島町役場

エコツアーガイド時のガイドラインを決めた徳之島エコツアーガイド連絡協議会臨時総会=23日、徳之島町役場

 徳之島エコツアーガイド連絡協議会(美延睦美会長、会員21人)の臨時総会が23日、徳之島町役場であった。徳之島でエコツアーガイドを行う際の指針となる林道の利用制限など独自のガイドラインを承認。来年4月から実施し、自然環境の保全に取り組みながら持続的な自然活用を目指す。

 

 徳之島ではこれまでエコツアーガイドを行う際の独自のルールがなかったことから、1年前からガイドライン策定に着手。協議会の会員や法律の専門家などの意見を参考に策定した。

 

 国立公園エリアを通る林道などを利用するツアーはガイド1人につき車両1台、参加人数は10人以下に制限。夜間はロードキル防止のため晴天時は15キロ以下、雨天時は10キロ以下で走行するとした。

 

 日中の林道利用時間は午前8時から午後5時まで。ガイド車両の通行回数は5~10月が1日4回以内、11~4月は1日3回以内。ナイトツアーは5~10月が午後8時から1時間に1台を目安に3台以内、11~4月は午後7時から1時間に1台を目安に4台までとした。林道ごとに入り口と出口を設定して一方通行とし、午前0時までに林道を出るよう求めている。

 

 このほか、動植物の採取・捕獲の禁止、観察時の光量や音など影響の軽減、外来種への対応など計50項目を記載。エコツアー実施前に参加者へ危険性を説明した上で、協議会の統一承諾書への署名を求めることも決めた。

 

 ガイドラインの適用対象地は徳之島全域。島内でガイドする人は同協議会に加入し、ガイドラインを順守しなければならない。徳之島町の林道山クビリ線については、国や県、徳之島3町、自然保護団体などで組織する徳之島利用適正化連絡会議が今後策定する利用ルールに従う。

 

 美延会長は「奄美群島全体でエコツアーを行う場合のルールはあるが、島ごとに事情が違う。動植物への影響をなるべく少なくして、自然環境の保全を最優先にしながら利用を進めたい」と述べた。

 

 林道利用について参加者から行政側に対し、台風通過後や大雨などで通行不能になった林道の早期補修と補修費の予算措置を求める意見があった。