戦争遺跡、廃校など撮影 カナダ人廃墟写真家 奄美大島

戦争遺跡などを撮影する様子=3日、瀬戸内町

戦争遺跡などを撮影する様子=3日、瀬戸内町

 カナダ出身の廃墟を専門とする写真家クリス・ラックハルトさん(45)が2~4日、奄美大島を訪れた。3日は瀬戸内町の戦争遺跡や廃校を撮影。ラックハルトさんは「廃墟は負の遺産ではない。過去、現在、未来があり、いつかは壊れ、自然に返る時が来る。その一瞬を目に焼き付け、写真に残したい」と話した。

 

 ラックハルトさんは15年ほど前から15カ国を回って廃墟を撮影し世界に発信している。日本国内ではこれまでに29都道府県を訪問。世界文化遺産に登録された長崎県の端島(通称・軍艦島)、閉園した遊園地「奈良ドリームランド」などを撮影した。奄美訪問は初めて。

 

 3日は瀬戸内町の手安弾薬庫跡、久慈・佐世保海軍軍需部大島支庫跡、西古見小中学校跡などを回った。

 

 各地の自然風景なども撮影したラックハルトさんは「海が近く、海の香りや音を聞きながら撮影をすることができた。日本の他の地域では経験できなかった事であり、私自身の心をとても穏やかにしてくれた」と充実感を表した。

 

 廃校は町の許可を得て撮影した。

カナダ人写真家クリス・ラックハルトさん

カナダ人写真家クリス・ラックハルトさん